2016年4月28日木曜日

プロ養成講座 第4回『人物(建築家・工芸家・画家)とステンドグラス』

プロ養成講座第4回は『人物(建築家・工芸家・画家)とステンドグラス』の講義です。

近代になると、ステンドグラスが教会の窓以外の用途としても用いられる事が増え、様々な建築家・工芸家・画家がステンドグラスのデザインを手掛けるようになります。

19世紀末から20世紀の初めに欧米で興った、アール・ヌーヴォーやアール・デコの美術・建築様式では、ステンドグラスが住宅や店舗、公共の施設や都市空間を飾る為に使われるようになりました。

ステンドグラスに限らず、ガラス工芸がフランスのナンシーで興ったナンシー派の工芸家達によって盛んになった時代です。
エミール・ガレやドーム兄弟等アール・ヌヴォーの代表的な作家と言えます。
また、ルネ・ラリックはアール・デコの代表的作家として知られています。

また、画家ではマルク・シャガールがヘブライ大学付属ハサッダ医療センターのシナゴーグ(礼拝堂)などのステンドグラスのデザインを手掛けたり、アンリ・マティスが、ヴァンスのドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂の上祭服と内装デザインを兼ねて切り絵をモチーフにしたステンドグラスをデザインしています。

また、マティスとともにエコール・デ・ボザールのモロー教室で学んだ、ジュルジュ・ルオーはステンドグラスの職人を経て画家となり、黒く太い輪郭線で鮮やか且つ重厚感のある色彩を区切って描くその画風は、ステンドグラスの影響を強く感じさせます。また、彼がデザインしたステンドグラスも多く残されている。


講義では、レクチャーのあとに、主宰がヨーロッパで手に入れた数々のガラス工芸品を実際に手に取っての鑑賞会を行いました。
画像に写っているのは、手前がスワロフスキー、奧がバカラのクリスタルガラスです。
両方とも、鉛を含んだ鉛クリスタルですが、その含有率によって反射率や透明感に違いが
生まれます。
実際の作品に触れるとそういった違いも、実感として感じられますね。




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